プロジェクト詳細

ゴルフコース スーパーインテンデント
P.J. ポーツザック、CGCS

バイススーパーインテンデント
チャド・ワーティンガー

管理会社
アメリカン・ゴルフ・コーポレーション

コンサルタント
ブライアント・テイラー・ゴードン ゴルフ

コントラクター
フォアモスト・コンストラクション

Rain Bird 販売会社
ホライゾン・ディストリビューター

施工日
2017年7月~12月

物件概要:

1980年代に開設されたベアクリーク・カントリークラブはチャンピオンシップレイアウト を誇る、パー72、 7,026 ヤードの ゴルフコースです。シアトル中心部からたったの15分のところにあります。 高名なゴルフコース建築家、 ジャック・フレイに設計されたこのコースは、周囲になめらかに溶け込んでいます:成熟した木々が起伏のあるフェアウェイと手入れされた芝を囲み、7つの湖と自然の湿地帯が戦略的な多様性と絵のような美しさを提供しています。 PNGAアマチュア、PNW PGAハドソンカップやUSGAアマチュア予選、USGAシニアオープン予選、USGA Mid-Am予選などの 数々の有名なイベントがこのコースで開催されています。

チャレンジ:

設計の問題、圧力の問題、もともとの散水システムに作られた主要配管のサイズが足りないことが複数の課題を生み、10時間の散水時間の他、手動での散水を継続しなくてはなりませんでした。 2000年代初めのRain Bird PAR+ESコントローラーへのシステムアップグレードは、散水スケジュール化を目標としたもので、設計や水圧問題を解決しませんでした。 時間の経過につれ、ゴルフ場のスタッフは、殆どの時間を本管/枝管の破損の修理に費やすようになり、手動で散水する必要がありました。散水システムのリニューアルが決定されたとき、スーパーインテンデントのP.J.ポーツザックとバイススーパーインテンデントのチャド・ワーティンガーは、ゴルフ散水製造業者より提供されるサテライトと2ワイヤシステムのオプションの調査を開始しました。

「MIがあれば、散水しながら他の仕事を行うなど、マルチタスクがずいぶん容易になります。」
チャド・ワーティンガー、 バイススーパーインテンデント

ソリューション:

慎重な検討の結果、 Rain Bird IC System™ とMI Series™ モバイルコントローラー、および Rain Bird® 700 & 751 シリーズローターが選ばれました。 P.J.は設計と審美感の観点から、コースからコントローラーを撤去したいと考えていました。 ICシステムの利点に診断能力、電線の削減、MIでコースから散水システムを操作する柔軟性があります。 スタッフはICシステムのリアルタイム診断能力を利用することで、ローターの状態を数秒で知ることができ、問題が起こる前に認識し、事前に準備できるようになります。 これにシステムのシングルヘッドコントロールが組み合わされることにより、水の使用を最小に抑えながら、プレイ条件を維持する能力が強化されました。

MIシリーズモバイルコントローラーはとっさの変更、複数ヘッドの同時運用、コース間での容易な接続を実現し、時間を大幅に節約します。 他の多くのコースと同様に、ベアクリークには大きな勾配の変化があり、これが無線の接続を困難にします。 この接続問題は、携帯ネットワークを通してMIを使用することで完全に解決されました。

結果:

Rain Bird ICシステムとMIシリーズモバイルコントローラーを使用することにより、コースの維持に必要な散水の柔軟性が広がりました。 散水時間は5時間以内に短縮され、スタッフは会員のために理想的なプレイ条件を整えることに集中できるようになりました。

「ICを利用することで、コース上のコントロールボックスを撤去することが可能になり、このためコース上で故障する部品が少なくなり、診断機能による潜在的な問題と実際の問題の
発見が簡単になりました。」

— チャド・ワーティンガー、  バイススーパーインテンデント

チャド・ワーティンガー-副管理者