75本のマロニエの樹に縁どられた古い道沿いにあるSalemsゴルフクラブは、歴史的に重要なHögantorpの農場に位置しています。 1996年に開設されたSalem 365!はスウェーデン、ストックホルム近郊において最良の27ホールゴルフ施設の1つと考えられています。 18ホールのSalemsbananコースおよび9ホールのHögantorpsbananコースを有し、グリーンエリアは年間を通して開放されています。

2002年には150年の歴史がある羊舎を改造し、 1000平方メートルのクラブハウスを建造しました。 クラブのモダン化、ゴルフホールの継続改善、 会員の経験クォリティの戦略の一部として、2019年の年末には灌漑システムが取り替えられ、2020年の春には試運転が行われました。

運営コストを高騰させる老朽化したシステム

Salem GC

元の灌漑システムは1993年に設置され、18ホールコースのグリーンを散水するように設計されていました。 コースが拡大するにつれ、システムはフェアウェイとティーを含むように拡大され、2002年には、新しい9ホールコースのグリーン、ティー、フェアウェイに散水するようになりました。

最初の18ホールはPVC配管で建設されましたが、経年劣化で衰え、また灌漑タスクにはサイズが小さすぎました。 老朽化したシステムは問題を起こし、運営コストを上昇させました。 配管が常に漏れるようになり、デコーダーは頻繁に故障するか、プログラムのやり直しが必要となり、グリーンとフェアウェイのブロックシステムのために散水範囲が狭く、散水に長時間かかり、摩耗した灌漑ヘッドのスペアパーツがなかなか見つからないなどの問題がありました。

グリーンは全円スプリンクラーのブロックシステムにより灌漑され、グリーンの周囲も同時に散水されました。 周囲の芝生を維持するのに、グリーンに過剰な水が給水されました。

ユニークなRain Bird ハイブリッドソリューション

Salem GC灌漑システムの改造により、 Rain Bird IC System™ およびStratus II™ 中央制御がインストールされ、1000個を若干超えるローターを設置しました。 スチュワート・テイトが設計したユニークなRain Birdハイブリッドソリューションは、 18ホールコースをICシステムで、9ホールコースをデコーダーシステムで実行し、2つのシステムを1つとして効果的に運営します。

ブロック形成ヘッドの代わりにバルブインヘッド(VIH)ローターを使用し、ローターベースの散水でより優れた制御を実現します。 それぞれのVIHローターはアーク・回転・降水量・操作時間などに独自の運用パラメーターを持ち、システム上で独立制御されるソレノイドバルブを内蔵し、 散水エリアの制御を強化しました。

このプロジェクトは、新しいポンプステーション、灌漑池からの大型の井戸とドラム、Mälaren湖から水をくみ上げる新しいポンプも含んでいます。 同時に11番ホールへの完全に新しい延伸、12番ホールの新しいグリーンと大きな池、18番ホールでの新しいグリーンエリアを含む6つのホールに改善がなされました。

改造の最初の数週間はゴルフ場が開いていたため、ゲームをなるべく邪魔しないように作業を迅速かつ効率的に完了することが課題でした。 その秋は雨がよく降り、著しいウェットコンディションだったため、 既存のコースを破壊しないように注意が必要でした。 コースマネジャーのFrederik Erikssonは、改造期間中、主要な請負業者のKSAB、下請け業者のModo、Rain Birdからの支援と助力が非常に重要であったことを強調しました。

最新のICシステムの効果

最新のRain Bird IC System™は高速で反応が良く、効率的なため、コースの各エリアに従って散水を調整・制御することができます。 能力増強によりシステムの操作時間が短縮され、主に夜間に散水が行われ、ゴルフゲームへの影響が大幅に軽減されました。 以前の散水時間は午後5時から翌朝の10時半までという長いものでした。 会員のゲームが中断され、濡れた人もいました。 会員は午前中に散水されたため、濡れたバンカーでプレイするということがなくなりました。 以前は非常に乾燥していたフェアウェイ付近の芝生に濡れた場所や乾燥したスポットが少なくなり、コースのコンディションが大幅に改善されました。 計算によると、クラブは各シーズンに90%の運営コストを削減しています。

「以前は数個のティープレートを単一のバルブで操作していましたが、現在、各ティーに1つのバルブが完備され、全てのティーに適量の水が与えられています。TDFモイスチャーメーターを使用する総合戦略の1部として、グリーンの散水がより正確に実施できるようになりました。 新しいポンプステーション、幅広の主配管およびRain BirdのICシステムにより、不要な場所に散水することがなくなり、散水時間もかなり短縮できました。散水場所と水量のコントロールが改善され、故障したデコーダーや配管を常に修理する必要がなくなったため、他の仕事に時間を費やすことができます。改造プロジェクトの最も重要な面は取締役会と会員にこれが絶対に必要なことであることを説得し、資金を調達することでした。しかし、あと最低でも25年間保持できると予測されるモダンな施設によりメンテナンスのニーズを低減し、長期的にはコストを削減し、収益を増加させることができます。」

Fredrik Eriksson – コースマネジャー、 2017年の最優秀グリーンキーパー賞受賞

以前と以後の写真

プロジェクト詳細:

ジェネラルマネジャー

Robert Karlsson

コースマネジャー

Fredrik Eriksson

請負業者

KSAB (主要請負業者)

Modo Golf (下請業者)

RAIN BIRD 製品:

Integrated Control (IC) System™

Stratus II Central Control V8

ティー上の550シリーズローラー

グリーン上の751シリーズローター

フェアウェイ上の900と950シリーズローター

PEB IC 圧力調整バルブ

32,000メートル2芯コントロールケーブル